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【毎日更新】金子一朗さんインタビュー<2>

金子一朗さんへのインタビューの様子です。

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― ご両親はクラシック音楽に詳しかったのですか。
「母親は全然詳しくなかったけど、音楽は好きで、今でもカラオケにいったりしている人。父親は変わった人で、10代のころにいろんなきっかけがあったらしく、楽譜や楽器も出来ないのに例えば井口基成という、春秋社の楽譜校訂をやっている、日本の昭和初期から終戦後を代表するピアニストの演奏会にいったり、現在のN響の演奏会を聴きに日比谷公会堂につてをつかって入ったりしていた人らしいです。銀行員だったのだけれど、世界中の民族音楽、東南アジア、インド、アフリカとか、あとチベットとかの貴重な音源をレコード屋で買い集めていた。クラシックも非常に偏っていて、オペラはほとんどなし。娯楽系の音楽は嫌いだったようで、純音楽系・弦楽四重奏とかが好きだったらしいです。ベートーヴェン・バルトーク・僕がピアノを弾くようになってからはショパンなどが家にありましたね。だから今から20-30年も前に家には普通にメシアンとか、ブーレーズとか、エドガー・バレーズとか、シェーンベルク、ウェーベルンの音楽が流れていて子供心に何て気持ちの悪い騒音なんだと思って、当時現代音楽は大嫌いでしたね(笑)。」

― ピアノのレッスンはどうでしたか。
「普通のピアノ教室でした。楽典・聴音・初見などを一回のレッスンで10分くらい。他にはハノンやチェルニーとか、古典のソナタ、他の曲を少しという感じです。多分普通のところと同じような感じで、曲は次これをやってきてっていわれてもっていって、一週間後に暗譜。上手くいけば上がりというものでした。その先生には中学2年くらいまでついていて、そのあとに先生の友人ということで新しい先生を紹介されました。それが当時武蔵野音大の教授、その後広島音大でやっていた水元雄三という先生でした。昭和30年代に日本音コン(日本音楽コンクール)ピアノ部門で一位になった人です。その先生に秋くらいから6ヶ月くらい教わりました。その後は高校受験があったので一度やめて、それ以来継続的に誰か一人の先生についているということではないですね。」

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演奏会のチケット申し込み・ご質問等は、
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( beyond(at)rokuren(dot)com )まで!!


※チケットは全席自由(371席)/一般1000円・学生500円です。申し込まれたチケットは当日受付にてお取り置きをいたしますので、「ご氏名・eメールアドレス・枚数(一般・学生の別)」を明記してメールをお送りください。ただし、原則として先着受付順とし、販売予定枚数超過の場合はキャンセル待ちとさせていただきます。また、お一人様のお申し込み枚数の上限は2枚までとさせていただきます。
メール確認後、申し込み受付の完了またはキャンセル待ちのお知らせを折り返しお送りいたします。

【毎日更新】金子一朗さんインタビュー<1>

金子一朗さんへのインタビューの様子です。

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― 今の先生という職業に就いたのは。
「卒業してすぐですね。22、3年前です。去年まで教科主任をやっていましたが、任期が満了になったので現在はフリーで学習進学指導部にいて、担任がないのでいろんな学年を自由に持っています。今年は高2の解析と、中2の初等幾何を教えていますが、普段は理系の進学コースの生徒を教えています。クラブ活動としては吹奏楽部・フェンシング部の顧問をやっているのですが、引率があるので休日がばんばん潰れます。また広報部に所属しているので、塾の説明会などにも出張していて、6月も日曜日がばんばん潰れる。悲惨な生活になる(笑)。ピアノはそういう間にちょこちょこ弾いています。」

― ピアノを始めるきっかけというのは。
「あんまり参考になんないと思うけど(笑)。僕は高度経済成長期の団地住まいだったから子供が沢山いました。それでみんな何か習い事をしていたんですが、母親が言うには僕がひとりっこだから、一人でもできて、その当時流行っていたオルガン教室につれていったらしいです。それが幼稚園の頃。けれど僕が悪がきで6歳くらいのときにさじをなげられてピアノに移されました(笑)。当時親が考慮してくれたのだと思いますが、4歳ころには足で踏みながら弾くオルガンが家にあって、それが小学校に上がるときにアップライトピアノに変わりました。だから特別自分の意思でやりたかったわけではなかったですね。実は小学校のときは、今から見たら想像がつかないくらいのガキ大将で、喧嘩っぱやくて夜までそこらじゅうであそび呆けていたんですよ。どうしてかというと、要は団地だったので夜8時を過ぎればどうしたってピアノを弾かなくてすむわけで、いかにピアノを弾かずにすむかってことを精魂費やしたわけで(笑)。でも結局7時くらいになると母親が練習したか尋ねてきたのでそうやって練習は続いていました。レッスンは毎週でした。」

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※チケットは全席自由(371席)/一般1000円・学生500円です。申し込まれたチケットは当日受付にてお取り置きをいたしますので、「ご氏名・eメールアドレス・枚数(一般・学生の別)」を明記してメールをお送りください。ただし、原則として先着受付順とし、販売予定枚数超過の場合はキャンセル待ちとさせていただきます。また、お一人様のお申し込み枚数の上限は2枚までとさせていただきます。
メール確認後、申し込み受付の完了またはキャンセル待ちのお知らせを折り返しお送りいたします。

【毎日更新】企画演奏会まであと1週間

こんばんは。六連第13代理事長の村尾です。たくさんの方々に東京六大学ピアノ連盟主催企画演奏会2008公式ブログをご愛読いただきまして、誠にありがとうございます。突然ですが本日の更新では私から皆さまに現在の進行状況などをご案内させていただきます。もちろん事前インタビューの様子は明日からまた更新していきますので、ご安心を。

まずこちら
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は皆さま既にお目にかかられている方もいらっしゃると思いますが、今回の企画演奏会のチラシです。各大学の他、楽器店様、公民館などに置かせていただいています。現在推敲・作成中のプログラムをみると、チラシとの共通するデザインを感じていただけると思いますのでお楽しみに。

また、当日出演者の皆さまに聞いてみたいこと、質問したいことなど、
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にてまだまだ募集中です。座席にもまだ余裕がございますので、お取り置き希望の方もメールをご送信ください。多くの方のご来場をお待ちしております。

今回企画を進めていて感じていることは、アマチュアとして音楽活動を続けられている方々が、世の中に多くいらっしゃるのだということです。当たり前だと思われるかもしれませんが、これは昔から現在まで常にそうであったわけではなく、様々な方々の努力によってなされてきたものだそうです。そして企画を進めるにあたっても多くの方のご協力とお助けをいただきました。このことを感謝しつつ、六連としてもピアノや音楽を通じてサークル間、それを超えた人の繋がりを作ることができたらと思います。

【ご注意ください】当日の交通手段について

スタッフより。

こんにちは!当日会場(文京シビック・小ホール)にお越しいただく方に交通手段のご案内です。

5/11(日)には18:00より東京ドームにおきましてプロ野球ナイターが開催される影響で、後楽園・水道橋・春日駅周辺の駐車場は満車となることが予想されます。このため、お車でご来場された場合スペースがないことが考えられますので、お車でのご来場は避け、電車・バスなどの他の交通機関をご利用されることを推奨いたします。

なお、会場までのアクセスは、
●東京メトロ丸ノ内線 後楽園駅 >>> 4bまたは5番出口【徒歩3分】
●東京メトロ南北線 後楽園駅 >>> 5番出口【徒歩3分】
●都営地下鉄三田線 春日駅
●都営地下鉄大江戸線 春日駅(文京シビックセンター前)
>>> 文京シビックセンター連絡通路【徒歩3分】
●JR中央・総武線水道橋駅 >>> 【徒歩8分】
となっております。交通アクセスの詳細につきましては文京シビックホール内「交通アクセス」をご覧ください。
http://www.b-civichall.com/

多くの方のご来場をお待ちしています!!

【毎日更新】植松洋史さんインタビュー<4>

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― カプースチンに関していえば、その後全音出版社から楽譜が発売されたりしました。後はその頃にピアニストのアムランが来日しましたが、その後メジャーになりつつありますね。
「アムランの来日に関して言えば、1980年東大ピアノの会入会の増子さんという方が、アムランの演奏を推薦していました。僕はそのピアニストの名前を聴いたことがなかったのですが、演奏を聴いてみたら衝撃を受けた。まず、それまではいわゆる超絶技巧曲としてプロの間でも避けられていたような曲を楽々弾きこなすんです。それだけでも凄いのに音楽性も伴っている。その一方で当時の日本ではよく知られていたとは言い難い状況だったので、同会OBの木下さんを中心としたメンバーで「よし、アムランを呼ぼう」ということになったんです。ホールを選んだり先方と交渉したりするなど、招へいに関わる事務を全てメンバーでやらせてもらいました。私は手伝い要員でしたが。」

― プロの演奏家を呼ぶとなると相当なパワーと気力を必要とすると思いますが。
「大変な作業でしたが、それをみんなでまとまってやってしまえるくらいのエネルギーがありました。とにかくそういう思いがメンバーに充満していて、更に鶴の一声でやろうと言った方がいたお陰です。このアムラン招へいはとても良い経験になりました。同じ目的の人が集まるメリットとして、やはり自分の考えが整理されるということがあると思います。例えばこのピアニストがすごいと思った、どうして凄いのかということを聞かれるから、それまであまり明確でなかった点が整理できてはっきりする。思いの多少の違いはあるけれど、よく話すことでピアノやそれぞれに対する考え方などもどんどん深くなっていくと思うんです。それがよい経験のひとつでした。」

― 今回はカプースチンを弾かれるということですが。
「ソナタ・ファンタジーは、20分くらいの曲で今一番手についている、しっくりくると言うことで選びました。何度も演奏会に出している曲ですが、自分で弾いていても非常に楽しい曲ですね。何度でも弾きたいと思います。カプースチンを最初に弾いたのは大学院のときで、確か六連でした。エチュードの1番。7年くらい前ですね。カプースチンに限らず、ロシアものは結構好きなほうです。例えばスクリャービンだとソナタの1番とか4番が好みですね。1番はショパンみたいですが、4番は後期に向かっていく途中の作品で非常にスクリャービンらしいと思います。最後の盛り上げ方というのも彼独特のものがあって。今回も金子さんが弾かれるということで非常に楽しみにしています。」

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※チケットは全席自由(371席)/一般1000円・学生500円です。申し込まれたチケットは当日受付にてお取り置きをいたしますので、「ご氏名・eメールアドレス・枚数(一般・学生の別)」を明記してメールをお送りください。ただし、原則として先着受付順とし、販売予定枚数超過の場合はキャンセル待ちとさせていただきます。また、お一人様のお申し込み枚数の上限は2枚までとさせていただきます。
メール確認後、申し込み受付の完了またはキャンセル待ちのお知らせを折り返しお送りいたします。

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